荷姿の異なるパレットを組み合わせて積載率の向上を実現

近年の輸配送では、荷役時間・負荷の削減を目的としてパレットを用いた積み付けがよく行われています。代表的な11型パレットを用いた場合、一般的な13tトラックには平積みで16パレット、5tコンテナであれば平積みで6パレットが積載可能であるケースが多いです。空間的な積載率をより上げるためには、高さ方向にどれだけ隙間なく積むことができるかが重要になりますが、パレット化した荷姿は対象の製品によって高さがまちまちであり、それらを組み合わせてトラックやコンテナの荷台高さギリギリにするのは人手では大変時間がかかります。この問題は、トラックやコンテナの高さ方向にのみ着目すればいいため、ちょうどトラックの荷台を横から見た枠内に、なるべく隙間が小さくなるようにパレットを詰め込む問題としてとらえることができます。

この問題は2次元の枠(トラックやコンテナを横から見た姿)に横から見たパレットを敷き詰めていくため、KKE/AdNeSによって解決することが可能です。

KKE/AdNeSでは、枠にぎゅうぎゅうに詰めつつ、下記のような条件も考慮可能です。

• 対象のトラック・コンテナの重量上限を超えないようにする
• 対象の貨物に時間指定がある場合、その指定時間に該当するトラックに積載する
• 上積み・下積み禁止
• 積み付け順・積み下ろし順を考慮し、積み付けの優先順位をつける